短歌を作ってみました。

広島出身、関西在住です。よろしくお願いします。

孤悲

私への
あなたの気持ちはただの「恋」
私の恋は、悲しみの「孤悲」

 

 

 『万葉集』の恋の歌で使われている「恋(こひ)」の文字のなかには、「孤悲」の二字で書かれている例が30ほどあるそうです。万葉仮名には正訓の文字もあれば、単に音を当てはめた音仮名もあるわけですが、この「孤悲」はどちらでありましょうか。まずは音仮名に分類されるとしても、恋とは一人悲しむもの、あるいは、愛しい人がそばにいない孤独の悲しみの気持ちが込められているのは間違いないですね。