2024-07-05 大阪の夕陽丘 家隆が愛でた入り日の夕陽丘波見えずとも七坂のこる 大阪市天王寺区に、夕陽丘(ゆうひがおか)という地名があります。名前の由来は、鎌倉時代初期の公卿で歌人でもあった藤原家隆(ふじわらのいえたか)が、出家してこの地に「夕陽庵(せきようあん)」を設けて移り住んだためといわれます。今は内陸になっていますが、かつては大阪湾に沈む夕日を眺める絶好の地だったといいます。「七坂(ななさか)」というのは、当地にある、上町台地に登る七つの坂のことで、「天王寺七坂」と呼ばれます。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち