国守る
気高く重い使命帯び
やさしい君の強くあれかし
レイモンド・チャンドラーの小説『プレイバック』の中に、謎の女が探偵のヒリップマロウに語りかける場面があります。
「あなたのように強い男が、どうしてそんなに優しくなれるの?」
「強くなければ生きていられない。優しくなければ、生きていく資格がない」
有名なセリフですが、私、つくづく思うんですね、もちろん何より「優しさ」は大切だけれども、やはり「強さ」に裏打ちされていなければ、ホントの優しさとは言えないんじゃないかと。強くなければ、優しいフリしかできない。いざというときに、大切な人を守ることもできない。
海軍の「五省」
- 至誠に悖(もと)るなかりしか
~誠実さや真心、人の道に背くところはなかったか。 - 言言行に恥づるなかりしか
~発言や行動に、過ちや反省するところはなかったか。 - 気力に欠くるなかりしか
~物事を成し遂げようとする精神力は、十分であったか。 - 努力に憾(うら)みなかりしか
~目的を達成するために、惜しみなく努力したか。 - 不精に亘(わた)るなかりしか
~怠けたり、面倒くさがったりしたことはなかったか。