短歌を作ってみました。

広島出身、関西在住です。よろしくお願いします。

動物・昆虫

蝉時雨

夏の朝木陰に騒ぐ蝉時雨時を急いで命をつなぐ セミの鳴き声の音量は70dBと言われています。結構大きいですね。でも、そんなにうるさいとは感じません。なぜでしょうかしらね。鳴くのはオスのみで、セミの鳴き声はメスへの求愛行動だそうです。 ランキング参…

八月のあまりに暑い昼下がりさすがの蝉も涼んでいるか 午後の暑い時間帯に、蝉の声が一斉に止むときがあります。あれほどわんわん鳴いていたのに、気がつくと、しーんと静まり返っている。お天気が悪くなったわけでもないのに。どうしてなのか調べてみたら、…

メダカ

清流に逆らい泳ぐメダカ等は前にも後ろにも進まない 子どもの頃には、田舎の小川や田んぼなどで必ずといっていいほど見かけたメダカですが、今では絶滅危惧種になっているそうですね。水槽で飼ったこともありますが、可愛いですよね。ところで、メダカの名前…

空蝉

早朝の庭で見つけた空蝉の真新しきに心涼やか 無事に羽化して飛び立ったらしく真新しいセミの抜け殻に、幼虫時代の7年間を我が家の庭で過ごしてくれたのかと思うと、また感慨深いものがあります。残り短い命、この夏を精一杯生きてほしく思います。 あの人の…

スコップにくっついてきた蟻だけどおまえ帰る道は分かるのか? あの人の言葉 ”秀歌”とは何か、と問われたならば、一言で答えることができる。それは心臓にドキンとくる歌である。 ~藤平春男 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中創作家達の集…

出目金

出目金がこっちを向いて欠伸する何だかちょっと腹が立つなり あの人の言葉 和歌こそ猶をかしき物なれ。・・・和歌というものは、本当にすばらしいものである。 ~兼好法師『徒然草』 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

海翁好鴎

道ばたの鳩が何気に距離をとるこちらも横目で睨んで通る 「海翁好鴎」という、あまり知られていない四字熟語があります。「かいおうこうおう」と読みます。街なかを人に臆することなく闊歩するハトやスズメは、どんなに近いところにいても、戯れに手を伸ばす…

ダンゴムシ

ダンゴムシ実はお前はいい奴だ落ち葉を食うし糞は肥料に 害虫とされる虫にもいろいろありまして、具体的な害はないのだけれども、嫌悪感や気味が悪いなどの理由で「不快害虫」とされている虫があります。ダンゴムシもその一つで、私もどちらかというと嫌いだ…

振り返る亀

四度まで振り返り行く亀の恩後(のち)の出世に孔愉(こうゆ)は悟る 『晋書』に、次のような話が載っています。ある時、孔愉(こうゆ)という男が道を歩いていると、亀を捕えて籠に入れている者を見かけました。孔愉は憐れんで、何とか助けたいと思い、亀を…

文鳥

文鳥が肩から下りて邪魔をするキーボードの上に糞もする よほどキーボードが興味深いのか、私が操作していると、その上をぴょんぴょん跳ね回ります。しばしば私の指が足を挟んだりして、ピキーッと悲鳴を上げます。肩の上に戻しても、すぐに降りてきて、同じ…

コガネムシ

コガネムシお前は絶対許さない葉は穴だらけ根はスカスカに ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

子猫

目の前で伸びをしながら欠伸する子猫の口に指入れてみる あの人の言葉 短歌には何も特別の約束や作法はない。正しい分かりよい日本語で三十一文字にさへ作ればよい。しかもその三十一文字さへ例外、即ち字余り字足らずを許される極めて自由のものである。 ~…