短歌を作ってみました。

広島出身、関西在住です。よろしくお願いします。

子供たち

幼稚園バス

窓枠に並んだ帽子小さくてお行儀のよい幼稚園バス走る あの人の言葉 歌が自分の生命だとか、文学であるとかいう言葉をちょいちょい聞くことがあるが、ほんとうにそう思っているのかしらん。私にはどうも変だなあと同情する。歌は手軽であるからつくるのだ。 …

三歳児

たわいもない問いかけに「うん」と答えると「うん、て何よ」と聞いてくる 子供が三歳くらいになると、大人はいろんな質問攻めにあいます。中にはどうにも答えようのない問いかけがあって、適当に「うん」と生返事して誤魔化すと、その言葉をとらえて更に突っ…

小さな子供の泣き止ませ方

泣きじゃくる子の口に手をあてがってアワワとやればインディアンになる 小さな子供がなかなか泣き止まなくて困ることがありますね。電車の中など逃げ場のない公衆の只中だとなおさらです。叱ればもっとひどくなる。まことに如何ともしがたい。そんなときに、…

頭足人

頭から手足が生えた子供の絵どれもがみんな優しい笑顔 頭足人(とうそくじん)というのは、頭(顔)から直接、足が生えた絵のことで、幼児の初期の描画に現れる特徴だそうです。 タコやイカなど頭足類に構造が似ているため頭足人と呼ばれるそうです。私の子…

勝利の女神

障害の見せたくなかった妹を皆が称えた勝利の女神 とても重い障害のある小さな女の子をもつお母さんのお話です。女の子は生まれながらに重症心身障害を患い、ずっと寝たきりで、お母さんはその介護が大変でした。もうヘトヘトに疲れ果てます。しかも、親戚や…

水たまり

水たまりにボチャンと入る子の姿懐かしくあり眩しくもあり あの人の言葉 歌は人情をいひて別に物なし。・・・歌は人情を述べるもので、それ以外の何物でもない。 ~大隈言道『ひとりごち』 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

幼稚園の運動会

よーい、どんぱっと散らばる年少組慌ててあと追う先生ら 幼稚園の運動会ほど、見ていて楽しい行事はないですね。年少組のかけっこでは、園児たちがてんでばらばらの方向に走っていくものだから、てんやわんやの大慌て。でも、最後の年長組の鼓笛隊の演奏は、…

小学生

登校の列の歩みが速すぎてずっと小走りの小さな子たち あの人の言葉 一つ一つ吟味して言葉を紡ぐことの面白さに気付いた人たちが短歌を続けてくれている。 ~俵万智(歌人・エッセイスト。1962年~) ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡…