短歌を作ってみました。

広島出身、関西在住です。よろしくお願いします。

人生・その他

天気予報

遠い地のホテルのテレビ眺むれば天気予報の画面馴染まず ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中創作家達の集いの場

ご機嫌に口ずさむ歌途中から歌詞が分からずふんふんふんに 11月に詠んだ歌(前半) 振り返り振り返りつつ行く子犬ご主人さまをずっと気にして この傷は醜いけれど事故に遭い自分の命を守ってくれた 止まりつつ止まりつつ行く街なかの路面電車の時間ゆっくり …

親孝行

共にいるただそれだけで親孝行子らが離れて初めて思う あの人の言葉 歌を作っているからこそ、日常の小さなときめきに立ち止まれる。 ~俵万智(歌人・エッセイスト。1962年~) ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

善行

ちっぽけな善を重ねて徳を積むそれくらいなら私もできる 宮城谷昌光さんの著書の中に、こんな言葉があります。 「徳は、生まれつき、そなわっているものではない。積むものだ。足もとに落ちている塵をだまってひろえ。それでひとつ徳を積んだことになる」 け…

一人

一人だけ静かに過ごすひとときは心にそっと栄養貯める 何もせずボーッとしている時間は、精神衛生上というか、脳のリフレッシュのためにけっこう大切だという意見があります。ボーッとしてても、必ずしもチコちゃんに叱られるべきものではない、って。たとえ…

ケーキ

ケーキ買いドライアイスの量訊かれ帰りの時間の二倍を言う あの人の言葉 たとへば雪―――雪が降つてゐる。其(それ)を手に握つて、きゆつ・・・と握りしめると、水になつて手の股またから消えてしまふ。其が短歌の詩らしい点だつたのです。 ~佐佐木幸綱(歌人・…

腕の傷あと

この傷は醜くはない事故に遭いわたしの命を守ってくれた 以前、私が勤務する会社の他部署にいた女子社員のお話です。入社後間もない彼女は、とても溌溂としていて、周りのみんなを自然と笑顔にさせるような、とてもステキな女の子でした。しかし、彼女の片腕…

後悔

あのときにすればよかったあのときにしなきゃよかったいろいろのこと 10月に詠んだ歌(後半) 影響を受けましたとは言いつつもマーラー聴いた顔は冴えない 故郷を思う胡馬の北風に依る如く越鳥の南枝に巣くう如く 孫の名を考えたけど同僚にやめろと言われそ…

キレる老人

何彼(なにかれ)とやたらにキレる老人に過去に歩んだ生き様を見る シルバー川柳から 見つめてる 考えている あら寝てる 最近は 神も仏も そばにいる 俺を見て 御先祖様と 孫が言う いつ死ぬか分かれば貯金使うのに パスワード みんな違って みんなダメ 食っ…

望郷

故郷を思う胡馬の北風に依る如く越鳥の南枝に巣くう如く 中国の『文選』という詩文集のなかに、遠くへ去っていってしまった夫を思う妻の「行行重行行」という詩があります。その中で妻が、「北の国に生まれた馬は、南方に移されても北風に向かって身を寄せ、…

写真

一枚の写真の中の微笑みに共に過ごした時間が止まる あの人の言葉 毎日、人の数だけ違う事が起こっている。同じ日なんて無い。一瞬も無い。自分に起こる事をよく観察し、面白がったり考え込んだりする事こそ人生の醍醐味だと思う。 ~さくらももこ ランキン…

若者が語らい笑う誰もみな誰かの過去で誰かの未来 あの人の言葉 短歌は、「思想」などを云々するには及ばざるものである。 ~斎藤茂吉『童牛漫語』 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中短歌

古本

古本の擦れて黄ばんだページには私の過去も染み込んでいる 読書に関する名言 本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。本は著者がとても苦労して身に付けたことを、たやすく手に入れさせてくれるのだ。~ソクラテス 本の無い家は窓の無い部屋のような…

作歌

何となく浮かんだ歌は好きなのに苦労して詠んだの今ひとつ 思い立って短歌作りを始めたものの、なかなか難しくて、独りよがりのベタな歌ばかりで恐縮しております。しかし、もっと難しくて手が出せないと思うのが、俳句です。なぜなら、俳句は短歌より14字も…

読書

長編の夢の世界を駆け巡る旅から戻り心は虚ろ ストレス解消に最も効果があるのは、「カレーを食べる」ことと「読書する」ことだそうですよ。カレーを食べると、クルクミンという成分が血液の流れを活発にしてくれるから。一方、読書はなぜストレス解消に効果…

父のない娘

叱ったらなぜか好かれたことがある上目遣いの父のない娘(こ)に あの人の言葉 「うれしい」と「よろこび」って近い言葉ですよね。でも、「=」では結べない。そういうことに、短歌を書いていると気づくんです。言葉を言い換えながら『五・七・五・七・七』…

新星爆発

宇宙では塵に過ぎない私でもベテルギウスを心配してる オリオン座に位置するベテルギウスは、地球から約700光年離れた場所にある赤色超巨星です。その大きさは、太陽の約1,000倍の直径を持っており、寿命の最終段階にあるため、超新星爆発を引き起こすと考え…

お茶

「お茶でもいれましょ」と言ったのに「お茶がはいりました」の言葉やさしい いつだったか、JR(西日本)の車内放送が、それまで「扉が閉まります。ご注意ください」と言っていたのを、「扉を閉めます。・・・」に改めた時期があります。誰かが「扉が勝手に閉ま…

人生

人生はアナログだから「まあいいか」それがあるから味があるらし お寺の掲示板から 言葉だけ立派な者は敵である。 悲しみを通さないと、みえてこない世界がある。 うわさ話は賢き人のところで止まる。 何が私を苦しめているのか。自分が握りしめている、その…

海や山

海や山広々としてそこにいる何を言っても何も言わない 私たちがこよなく自然を愛し、広々とした風景のなかにずっといたいと思うのはなぜか。それは、自然が私たちに何らの意見を持っていないから。ドイツの哲学者ニーチェが語っていた言葉です。 ランキング…

カエルの解剖図

実習で息子が描いた解剖図教師が怒るカエル人間 医者に関する名言 医は仁術 病気を診ずして病人を診よ 患者と同じ目線で話をする 教科書はただの参考書!目の前の患者さんが教科書! 神経と血管に尊敬の念を持って臨まないといけない 消化管の内視鏡を行う者…

迷惑メール

迷惑なメール送ったパソコンが爆発をする仕組みがほしい 短歌の学習【備忘録】 字余りでも字足らずでもよいが、定型をはみ出す「破調」であっても、一首全体を破調にするのではなく、たとえば四句と結句を定型に合わせるなどの工夫が必要。 ~『知識ゼロから…

カーナビ

長距離の移動を終えてカーナビのねぎらう声に「いやこちらこそ」 交通標語から あせりは禁物 あさりは海産物 むかしむかし亀さんは ゆっくり走って勝ちました 彼女は言った。歩行者思いのあなたがステキ はやい男は いや~ん!! 落とせスピード 落とすな化粧 …

海上自衛隊呉地方隊

国守る気高く重い使命帯びやさしい君の強くあれかし レイモンド・チャンドラーの小説『プレイバック』の中に、謎の女が探偵のヒリップマロウに語りかける場面があります。 「あなたのように強い男が、どうしてそんなに優しくなれるの?」 「強くなければ生き…

新幹線の列車愛称

やわらかな響きの名でも本当はとっても強い「のぞみ」という君 1964年に開業した東海道新幹線の「ひかり」「こだま」の列車愛称は、国民への公募によって決まったんですってね。「ひかり」の投票が第1位で、以下「はやぶさ」「いなづま」「はやて」と続き、…

喫茶店

二回目で角砂糖抜き覚えられ早や常連になった気がして あの人の言葉 歌の本体、政治をたすくる為にもあらず、身を修める為にもあらず。ただ思ふことをいふより他なし。・・・歌の本質は、政治に役立つためでもなく、身を修めるためのものでもない。ただ、心に思…

遊行(ゆぎょう)

世の中にお返ししつつ遊行生くこれまでの何もかもが有り難い 人生には4つの区切りがあるそうです。詳細は省きますが、最後の4つ目の「遊行(ゆぎょう)期」は、死の準備の時期であり、人生の締めくくりの時期。また、それまでの成長する過程で身につけた知識…

あなたがいると

不器用で話下手でも正直なあなたがいるとほっとするから あの人の言葉 歌詠みは手を替え品を替え、ことばを駆使して真実を伝えようとするし、真実を伝えるためなら嘘もつく。 ~俵万智(歌人・エッセイスト。1962年~) ランキング参加中はてな文芸部 ランキ…

物に宿る霊

命なき物にもこころあると思う共に過ごしたやさしい時間 皆さまは「霊」の存在を信じておられますか? ある人によれば、霊は「物」にも宿るといいます。たとえば長い年月の間、ずっと身近にあって愛用し続けてきた物。そうした物には、ご主人さまと過ごした…

雨宿り

突然に降られ駆け入る雨宿りほのかに過ぎるやさしい時間 さだまさしさんの歌に「雨やどり」というのがありましたが、この言葉には、「突然の雨に降られて困る」という意味合いよりも、どことなく雨を楽しんでいる、情緒に浸っているというような雰囲気があります…