短歌を作ってみました。

広島出身、関西在住です。よろしくお願いします。

家族・友人

ヒョウ柄

ヒョウ柄のバンドに替えた腕時計少しだけれど妻若返る 大阪人あるある 「マジで?」「ウソやん」「そうなん?」はあいづち。 「もうかりまっか?」と聞かれると答えは「ぼちぼちでんな」 「おもろい」は最高の褒め言葉。 「おもんない」といわれることが、最…

社宅

特別に意味はないけど何となく昔住んでた社宅を見に行く あの人の言葉 「あっ、今の感じを五七五七七にしたらどうなるかしら」と、小さなときめきや気づき、不思議に思ったこと、暮らしのなかで感じた何かしらに対して立ち止まり、言葉にする過程で深く味わ…

読書感想文

妹のあらすじだけの感想文直してやった遠い夏休み ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

花火

二人して花火見ているどちらかがいつか残ると思いもせずに あの人の言葉 言葉自身が遊びたがっているところがあるように思えるんです。それに乗っかって書くと、すごくいい言葉が生まれる。 ~まどみちお ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉…

十三回忌

集まった十三回忌親戚の家族構成がらりと変わり 短歌の学習【備忘録】 短歌の書き方の基本は縦書きで改行やスペースなし。変則的な書き方としては、句ごとに一字あける、三行書きにするなどがある。現代ではネットに短歌を載せる機会が増え、その場合は横書…

会うたびに細く小さく丸くなる母の背中に声なき感謝 あの人の言葉 目が見えなくてもいいんだけど、一度だけ目が見えたら、母の顔を見たい。~辻井伸行 おお、「お母さん」という、あの甘くて懐かしい名を口にすると、返事がもらえた。あの頃ほど幸せな時はあ…

家族葬

どんどんと贅沢になる家族葬私のときは葬式いらん あの人の辞世の句 露と落ち露と消えにし我身かな浪速のことも夢のまた夢 ~豊臣秀吉 うらを見せ 表を見せて 散るもみじ ~良寛 風誘う花よりもなお我はまた春の名残をいかにとかせん ~浅野内匠頭 旅に病ん…

会話

世の中に星の数ほど人がいて今宵あなたと会話している 映画のセリフから 「何か言って」「何を話そう、こんなに離れて」「お話をして」「お話?・・・・・・人魚と暮らす方法、知ってる?」「いいえ。教えて」「深い海に潜っていく。深すぎて青さもなく空も見えな…

父親

今もなおその時々で思い出す亡き父親の言葉の数々 今年の夏で、早や13回忌を迎えます。何かと口うるさかった父で、煙たく思うこともありましたが、今となっては色んな大切な言葉を残してくれたと感謝しております。 あの人の言葉 子どもはほんとに言葉の天才…

ミニトマト

庭に出てトマトできたと告げる相手のいる嬉しさよ楽しさよ あの人の言葉 歌はヒューマンドキュメントとしての意味がなければならない。 ~木俣修 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中創作家達の集いの場

宅配便

母からの宅配便に詰められたあの頃あった遠い日常 あの人の言葉 歌をば一つ橋をわたるやうによむべし。左へも右へも落ちぬやうに斟酌すべきなり。 ~藤原為家 あなたのための短歌集 作者:木下龍也 ナナロク社 Amazon ランキング参加中はてな文芸部 ランキン…

ご飯

くよくよと考えたってしょうがない何はともあれごはんにしよう 6月に詠んだ歌(後半) 私へのあなたの気持ちはただの「恋」私の恋は、悲しみの「孤悲」 命なき物にもこころあると思う共に過ごしたやさしい時間 ささやかなメール文にもさりげなく時の装い載せ…

お母さんの詩

何回も「お母さん」と綴った詩ずっと呼んでいたい子の母は亡き いつかの新聞に、こんな詩が紹介されていました。交通事故で母親を亡くした小学4年の児童が書いた詩です。 お母さんが 車に はねられたお母さんが 病院の れいあんしつに ねかされていたお母さ…

老夫婦

スーパーで老いた夫婦がカート押す遅い歩みも背のあたたかい ふだん買い物に行くスーパーで、仲良く連れ立ってカートを押す老夫婦に出会いました。もう、かなりのご高齢ですが、ゆっくりとした歩みながらも、共にお元気そうです。とっても素敵な姿に、思わず…

妹がトラに食われた夢を見てやさしくなった翌朝のオレ あの人の言葉 自分の生きてきた人生を見つめ直し、味わい直し、なんだったのかと問い直す作業が、まさに歌を詠むこと。 ~俵万智(歌人・エッセイスト。1962年~) ランキング参加中はてな文芸部 ランキ…

年老いて幾つになっても母は母如何に報いん三春の暉(ひかり) 中国唐の詩人・孟郊(もうこう)の、母を思う詩『遊子吟』を踏まえています。詩の中で彼は、「子のちっぽけな心では、あたたかい春の日差しのように育ててくれた母の恩には、とうてい報いること…