短歌を作ってみました。

広島出身、関西在住のオヤジです。よろしくお願いします。

ある日の社員食堂

「たおやめ」の語義を教える
二年目のイケイケ女子が
新人男子に

 

 

 ある日のこと、社員食堂で、入社2年目の短大卒のイケイケ女子が、新人の男子に何やら話しかけています。理想の女性像についての話らしくて、彼女が「たおやめのようにナントカカントカ」と言っているのに対し、男子はポカンとしています。それで彼女が「たおやめって知ってる?」と彼に尋ねますと、「知らない」と答えます。彼女は私に向かって「知ってますよね?」。私は「うん」

 漢字で「手弱女」とも書く「たおやめ」は、まぎれもない素敵な大和言葉です。でも、そうした古風な言葉を口にした彼女にちょっと意外な面を見て、そっちの方に驚きました。たぶん学校の古典の授業か何かで習ったんだと思いますが、ちゃんと心に留めていたんですね。でも、たわいもない会話の中のそんな一言で、なんだか彼女への印象が変わった瞬間でありました。