一人だけ
静かに過ごすひとときは
心にそっと栄養貯める
何もせずボーッとしている時間は、精神衛生上というか、脳のリフレッシュのためにけっこう大切だという意見があります。ボーッとしてても、必ずしもチコちゃんに叱られるべきものではない、って。たとえば教育学者の齋藤孝さんは、このようにおっしゃっています。
「一人の静かな時間は、人を育てる。人とコミュニケーションをする中でももちろん人間性は養われるが、一人きりになって静かに自分と向き合う時間も、自己形成には必要だ。音楽を聴きながらボーッと一人でいる時間も楽しい」
それから、何かで読んだところでは、ボーッとしているときは脳内で情報が整理され、かえってパフォーマンスが上がるといいます。ひらめきを生みやすくなるって。そういえば、歴史上の偉人や発明家が、仕事に集中している最中ではなく、ぼんやりしていたり、まったく関係ないことをしていたりするときに突然ひらめきが生まれたなどいう話はよく耳にしますものね。